令和5年度 第2回研修

「表示に関する登記における筆界確認情報の取扱いに関する指針について(以下「指針」という)」

日時:2024年7月27日(土)15:00~17:00

場所:岡山県土地家屋調査士会館、オンライン

講師:岡山地方法務局不動産登記部門統括登記官 藤原 様

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受講報告

報告者 岡山支部 右手 秀明

 標記の研修会について、青調会研修部員として企画運営に幾らか関わり、参加いたしましたので、報告させていただきます。

 本テーマの指針については令和4年に連合会から通知が行われ、本テーマの指針とそれに伴う不動産表示登記事務取扱要領の改正がありました。これらについては、岡山県土地家屋調査士会において研修が実施されましたが、青調会では、令和4年以降に入会した会員や、実務を行う上で疑問点等のある会員もいるのではないかとの思いから、本テーマの指針についての研修会が企画されました。

 講師には、青調会会長や研修部長などからの持ち掛けが実り、岡山地方法務局不動産登記部門統括登記官の藤原様をお招きし、法務局としての見解やご意見を伺える良い機会を実現することができました。

 講義では、以下のことについて過去の事例などを用いて具体的な説明や、質問の回答などが述べられました。

 1.指針が発出された背景について

 2.指針の構成について第1から第4の説明

 3.指針第2における筆界が明確であると認められる場合について

 4.事前提出の疑問点等について

 また、筆界確認書の性質、登記所管内での分筆線の手入れの仕方、使用されているソフト、土地家屋調査士と法務局の関係性なども聞くことができましたので、大変参考となりました。今後も適正な不動産登記を行っていくことにより、不動産登記法が予定している円滑な不動産取引所有者不明土地問題、復興事業など社会が求めることに寄与できるよう精進して参りたいと思いました。

 最後になりますが、講師を務めていただきました岡山地方法務局不動産登記部門統括登記官の藤原様、懇親会の準備をしていただきました総務部の方々、また参加者の皆様方、ご多忙の中大変ありがとうございました。

 今回の研修はオンラインと会場のハイブリッド方式にて行われ、遠方の会員にも参加いただくことができました。

 今後も青調会研修部では、実務などの疑問点や気になることなど、リクエストいただけましたら対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

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