県外遠征報告会、伊能プロジェクト検証発表会

2022年12月17日(土)17:00~

会場:岡山県土地家屋調査士会館

忘年会

会場:ピュアリティまきび

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受講報告

報告者 岡山支部 右手 秀明

2022年11月18日から2022年11月19日に開催された中国四国ブロック合同研修会のうち「My電子基準点」について戸田哲裕副会長、近藤雄介研修部長より報告がされました。今後、安価で高精度なMY電子基準点を用いたGNSS測量を多くの会員様にご活用いただき、災害などに対応できる測量成果の普及に向けて進行されるとのことでした。

次に、伊能プロジェクト検証発表をプロジェクトリーダーの柳原登会員より報告がされました。日本地図の作成で功績をあげた伊能忠敬の測量を再現し、当時の測量を体験し、現在のトータルステーション測量機を用いた測量と比較を行うといった内容です。 実行にあたり、伊能忠敬の文献を詳しく分析し、当時の測量器械、手法などを調査し、器材を自作して現地の広大な土地において閉合測量が行われました。同一観測点をトータルステーション機器により閉合測量を行い、閉合差を図面に表して検証した結果、精度はあまり思わしくない結果とのことでした。特に内角の誤差が大きい結果となったようです。最後に伊能忠敬が偉大であったことの感想を述べて締めくくられ、本プロジェクトの終了が告げられました。

その後、画像解析ソフトMetashapeの活用について研修会の内容を眞田太会長より報告がされました。画像解析ソフトMetashapeの活用にはドローン測量の画像解析としての用途のみではなく、国土地理院の過去の空中写真を画像解析行い、過去の地形を立体視して土地境界の判定に役立てられた事例を紹介されました。画像解析ソフトMetashapeについても現在、普及に向けて進行しております。

報告会終了後、会場をピュアリティまきびに移し、忘年会が執り行われました。 コロナ渦での開催ではありましたが、コロナ感染症対策を実施している自治体の認証を取得した会場での開催でした。守安崇雄副会長による乾杯挨拶が行われ、隣席と間隔がとられた円卓には豪華な料理が用意されており、舌鼓を打ちました。忘年会締めの挨拶には越智秀樹副会長より来年の抱負と今年の締めくくりが行われました。会員の皆様と酒の席でご一緒になることができるようになり良かったです。

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