令和2年度 第1回研修
岡山県青年司法書士協議会との合同オンライン研修
日時:2021年7月3日(土) 17時~19時
会場:オンライン開催
受講報告
報告者 倉敷支部 江田 健太郎
新型コロナウイルスが収束しない状況で、大人数で顔を合わせての研修会が難しい昨今です が、そんな状況下でも研修会ができるようにと岡山県青年司法書士協議会(以下「青司協」) と岡山県青年土地家屋調査士会(以下「青調」)が合同で、ZOOM を使ってのオンライン研修 会を開催しました。
青司協からの参加が 13 名、青調からの参加が 12 名での開催となりました。やはりこの 1年で、こういったオンライン会議サービスに皆さん慣れていたのか、接続不良などは特になく、 スムーズに研修を進めることができました。
今回の研修会は事例に沿って、参加した青司協会員と青調会員でグループ分けをして、事例 の問題についてどう解決するかを考えるというものでした。5 人ほどのグループを 5 つほど作 り、10 から 15 分ほどで意見を出し合います。
1 つめの事例は子どもが親の居宅建物に借入して増築し、2世帯住宅にするケースで、増築 部分の建物表題変更登記を行ったというケースです。 どのグループも贈与税の問題に着目し、名義変更の処理をどうするかという話になっていまし た。代物弁済や真正なる名義人の回復という処理をすることがみなさんの回答としては多かっ たという印象でした。
2 つめの事例は決済 1週間前に境界確 定が未了というケースです。 実務においても、司法書士と土地家 屋調査士がお互いを知らないまま、不 動産売買についての登記業務にあたる ということがあります。みなさんの話 を聞くと、司法書士にとっては決済を 伸ばすということは、できるだけ避けたいことのようでした。案件の進捗管理のためにも仲介 の不動産屋や土地家屋調査士とは連絡をとって案件の処理にあたることが大切という声が多か ったです。
最後に土地家屋調査士、司法書士の業務について普段、疑問に思っていることなどを 10 分 ほど意見交換しました。みなさんの業務によい刺激になったのではないでしょうか。
初めてのオンラインでの合同研修でしたが、大きな問題なく終えることができました。青司 協と青調で企画いただいた皆様、ありがとうございました。